コーヒー 飲み方 マナー






マナーとは

マナーとは周囲の存在を忘れないこと。誰かが作った作法・流派ではありません。
「 自分以外の人の気持ちも意識する」
ということです。周囲の存在を忘れるとマナー違反になります。
自分は平気でも お連れの方が恥ずかしいと思っていたら残念ですね。テーブルマナーは機能的に出来ています。飲食がスムーズにスマートに進みます。






コーヒーカップ・スプーン・ソーサー の位置関係。

普通喫茶店などでコーヒーが出てくるのは 大方この2パターン。

文中の「ソーサー」とはカップの受け皿のことです。

■  コーヒーカップの取っ手が呑み手に対して左。スプーンはカップの手前に置き、持ち手は右。(勿論カップもスプーンもソーサー上に。)お店側でこの様に持ってきます。

つまり、左手でカップの取っ手を軽く抑え、右手にスプーンを持ちかき混ぜたりする。日本的には「片手仕事はお行儀が悪い」というわけですね。

実際に飲むときは
・ スプーンはカップの向こう側に、持ち手は右に置く

・ カップの取っ手を右手人差し指で 時計回り(手前回し)で左側から右側にし、右手で取手を持って飲みます。
・ 向こう回しにすると手が向かいに座る相手の視線を横切り☓、肘も上がって不格好で☓。
・ 両手を使って作動のように回すのも所作がうるさくなり☓。

■ コーヒーカップの取っ手は右。スプーンは手前に、持ち手は右。どちらも右。


NHKがイギリスロケでティータイムのマナー等を放送していた時はこれだったのでしいて言えばイギリス風。 左手でソーサーごと持つ。立食や、ソファーに低いテーブルの時は前かがみで飲むと不自然なので。左手でソーサーごと持たなければならない。右利きは右手しか使えない。このときは便利。

掻き混ぜる時は右手スプーンのみ。左手は添えません。

飲むときはスプーンはカップの向こう側に置きます。

■ 時々見かける、気になる光景はスプーンの使い方

DSCF0444

普通はかき混ぜたらカップの向こう側に置くのが良いでしょう。手前や両サイドではカップを置く度に邪魔になります。スプーンを手前に置くとカップを置くときにスプーンの上に置いてしまい、こぼしたりします。

DSCF0445
コーヒーカップにスプーンを入れたまま口に運ぶ方。飲む度にスプーンが動いて音を立てるしカップの中で右に左に動いてハラハラする。スプーンが飲み物の温度を吸収して冷め安くなります。マグカップではありませんので。

 

DSCF0442
もう1つは、かき混ぜたスプーンの先をソーサーの端に引っ掛け、スプーンの持ち手をテーブルに直置き。ちょっとだらしない感じ。「私のコーヒーを片付けないで!」という意味なのでしょうか。自分でソーサーごと移動してスプーンを落としたら意外に大きな音が注目を集めます。

直接テーブルやテーブルクロスの上にカップやスプーンを置かないこと。クロスやテーブルにコーヒー汚れを付ける可能性がありますし、散らかってだらしなくみえます。

かき混ぜたあとスプーンに付いたコーヒーの雫を上下運動で振り落とそうとする方。それほど雫は落ちない。スプーンの先をカップの内側につけて表面張力を利用して取る。どちらかといえば後者がキレイ。

スプーンと砂糖とミルク(クリーム)がコーヒーから奪う熱量はかなり。味を大切にする店は必要以上に熱い飲み物を提供しない。熱いとズルズルと音をたてすすらないと飲めない。そういう適温のコーヒーに スプーンを入れたままにしていると 直ぐヌルくなってしまう。コーヒーが冷めると酸化が進むので酸味が増えたり味もかわります。

 

ミルク・砂糖の入れ方混ぜ方、カップの持ち方

■ 初めて行ったお店なのに、習慣でいきなり砂糖・ミルクを入れてしまう方

飲まずに入れすぎるのは後悔先に立たず。 ひと口、味見することをおすすめします。そのまま飲むと熱いときの味、スプーンにほんの少しとって飲むと冷めたときの味が分かります。金属のスプーンは冷たいのでコーヒーの温度が下がり、味がよく分かります。舌は熱すぎると味に鈍感になり、きつさだけを強調した感じになります。なれると熱いまま飲んでもどんな味か見当が付くようになり、スプーンを使わなくても分かるようになるでしょう。また何も入れないほうがおいしいデリケートなコーヒーもあります。意外と人間の味覚はその日その時でいつも違います。おいしく飲むためには味見をお勧めします。

■ かき混ぜ方

・ スプーンで円を書くように掻き回すのは☓
止めましょう。特にカップの飲み口が外側に開いているものは溢れ出すので要注意。この回転式、お砂糖と飲み物が同じ方向に回転するだけなので、実は非効率的なのです。

・ グリグリ、カリカリと音を出すのも☓
スプーンの先をカップの底にこすりつけるのは周りの人が気になります。鳥肌もの。力を入れると、肩や頭も一緒に動いてしています。

・スプーンは静かに軽く前後させる◯
よく混ざるので効率的。見た目も穏やかでスマートだと思います。

■ カップの持ち方

喫茶店・コーヒー店のカップは取っ手が小さく、特に男性の指は取っ手に入らないものが殆ど。無理に指を入れると抜けにくくなり離したつもりが引きずってこぼしてしまったり。また指を入れる部分が全くないカップもあります。そこで私の持ちかたを参考にしていただければと思います。  

 こちらの「箸・鉛筆・筆の持ち方」も参考になります。やっぱり鉛筆・箸は基本形。

mochikata1
人差し指と中指の2本の指を添えます。

mochikata2
次に親指を添えて3本の指でつまむように。これで左右にブレなくなります。これだけでは飲み物とカップの重さに負けて 斜めに傾く可能性があり危険。

mochikata3
そこで、さらに薬指以下を取っ手の下側に添える。

これで飲み物の重さに負ける事無く、上下にもズレません。もうビクともしません。それでいて支点が利いているので指の曲げ伸ばし上下調節もできる。自由度も高い。

 

 

その他のマナー

■ 靴のドロや雪は

店内に泥の足跡が転々と残るのは恥ずかしいですね。また雪が付着していると暖房で溶け出して足元がびしょ濡れになったりします。自分や他の客が転倒しては困ります。入店前に足拭きマットなどで落としてから入店しましょう。

■ 入店

喫茶店の席は基本自由席です。混み合っているとき等や、状況が分かりにくいときは、従業員に確認を得てから座りたい席に座りましょう。

■ ガムを噛みながらの入店

味は二の次の方と思われます。得することは無いでしょう

■ 「子供 大丈夫ですか?」

 これはとても不思議な質問です。年齢、性別、国籍等に関わらず迷惑をかけるとおもったら遠慮すべきです。店が許可するしないはマナーとは無関係です。

■ 傘は傘立てに

濡れた傘は床に水を広げてしまいます。誰か滑って転んだら問題です。

■ コートや上着 コートハンガーが無いときの置き場所は

椅子にかけることになります。椅子に羽織らせるように背もたれにかけると、袖や丈の長いものは床に着いてしまいます。細めに畳んでから更に二つ折りに背もたれにかけるか、同じテーブルに空席があれば座面に畳んで置きます。

■ バッグや荷物は テーブルの上には置かない

ハンドバッグなど女性用のバッグは椅子の背もたれと背中の間に。大きな鞄などは椅子の上か床、お店側で専用の入れ物を用意していればそれを使います。買い物袋などに冷えた物がはいっていると布製の椅子に結露の染みを付けてしまうので要注意です。

■ 会話の音量

 会話が盛り上がって 自分たちのテーブルだけが声が大きいと気づかない方々。
最初にお店に入った時 全体の雰囲気を把握しておきましょう。

例えばBGMの音量。
BGMが全く聞こえなくなったら、自分の声が大きいからかもしれませんね。
BGMが無いお店は なるべく静かにして欲しいという願いがそこにあると思います。

■ 会話の内容にも注意しましょう。

 同じテーブルの相手だけに注意を払っていると 周囲にはマナー違反になりやすいです。周りは太った人 痩せた人 小さい人 大きい人 体が不自由な人・・・。会話の内容によっては差し障りがあります。

■ テリトリーを守りましょう。

 通路は共有場所。椅子を移動して座ったり、足を組んで通路にハミ出したりしないように気をつけましょう。テーブル席は4人掛けですと4分割ぶんの1が自分のテリトリー。

■ 化粧室

 お化粧を整えるときはテーブルや座席ではなく化粧室で。
鼻をかむのも排泄行為ですから 勿論化粧室で。
人前ですべきでない個人的行為はすべて化粧室へどうぞ。
お店の構造にもよりますが 電話をかけるのも外に出るか、化粧室が良い場合もあるでしょう。

■ 飲み物をこぼしたりグラスを倒してしまったら

 従業員を呼びましょう。慌てて自分だけで処理しようとすると二次、三次の事故になりかねません。素直に 手慣れているお店の方に お願いしましょう。

■ 従業員を呼ぶ時は「すいませ〜ん」は☓

 声で呼ばない様にしましょう。店内全員の注目の的です。大声で呼んでも誰が呼んだのか分かりにくいものです。店員さんと目線を合わせて少し手を上げれば来てくれます。

■  喫茶店は飲食店ではありません!?

元々 喫茶店は雰囲気を楽しむ場所。お店ごとに内装やBGM・食器など個性があります。お店の雰囲気を把握して 順応することも 楽しみ方の一つです。飲食はおまけのサービスですね。

 

先に申し上げたように、作法、マナーは人前でいかに客観性を保てるかということです。気配りとはいえ、肩に力が入りすぎて緊張してしまっては勿体無い。自然に気配りが出来るよう心の準備があれば お店の雰囲気を楽しめるようになります。

 

 

 

追記  2015年3月10日

ネットで、「コーヒーにスプーンが つくのは何故?」という疑問に出会いました。かき混ぜるだけならマドラーで良いんじゃないの?というのです。スプーンを使うのは長期の歴史的習慣もあるでしょう。マドラーが似合うカップもあるでしょうが、素敵なカップや高級なカップにはでプラスチックのマドラーは不似合いです。砂糖の量を計るのにもスプーンは目安になります。もともとコーヒー・お茶の喫茶行為は雰囲気や様々な付加価値を楽しむことも重要です。スプーンはカップに釣り合った演出に重要な要素です。 ファストフードやチェーン店のサービスに慣れてしまうと こんな疑問がでるのも無理はないのですが。因みに、飲み物に付くマドラーもグラスに合わせて様々なものがあります。ガラス、銅、金、銀、飾りや彫刻等々です。

 

追記 2014年9月12日

凄い女子が現れました。↓豪快に親指をカップの縁にかけちゃいました!きれいなワンピが泣いています。
IMG_1472

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。